【Aroma Library】ティートゥリー精油のおすすめの使い方・効果・効能
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JODAN.(ジョダン)のinstagramでもご紹介している精油の種類についてのアロマメモと心理作用を、ブログでもう少し詳しく発信するコーナー第18弾。
植物たちの声に耳を傾ければ、わたしたち人間もその力の素晴らしい効果を十二分に受け取れるようになるはずです。
草、木、花、種…は私たち人間よりもずっとずっと偉大で強い存在。
だから、不安なとき、弱っているとき、疲れているとき、自分らしくいられないときに、助けとなってくれる。
そんな植物たちにもっと親しみを感じて頂けたら嬉しく思います。
第18回目は、ティートゥリー精油についてご紹介いたします。
精油について知って使うのと知らずに使うのとではアロマの効果も違ってくると言われていますので、一歩踏み込んで精油のことを知るきっかけとなれば幸いです。
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イラスト/服部あさ美
【Aroma Library】ティートゥリー精油のおすすめの使い方・効果・効能
ティートゥリー精油の基本情報
精油名:Tea tree ティートゥリー
学名:Melaleuca alternifolia
科名:フトモモ科
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
産地:オーストラリア
ノート:トップ〜ミドルノート
ティートゥリーのストーリー
オーストラリアの先住民族・アボリジニーが、傷薬としてユーカリプタスと共にティートゥリーを利用してきました。
辛味のあるティートゥリーの葉を熱湯に浸して飲んだり、葉を摘んでそのまま噛んだり。
また、オーストラリアの科学者が強力な抗菌性があると発見し、第二次世界大戦中は、軍の感染症や傷の応急処置に、
戦後、家庭では、傷や日焼け、風邪などの手当てに使用できる万能薬として常備されていました。
ちなみに、ティートゥリーの名前は、18世紀イギリスの探検家キャプテン・クックたちがこの葉をお茶にして飲んでいたことから由来していると言われています。
ティートゥリーの植物の特徴
オーストラリアに自生する小ぶりの樹木で、樹高は7メートルほどになり、
柔らかな葉と小さな白い花をつけます。
植えてからわずか1年ほどで最初の収穫ができるほどに成長し、深く切り込んでも、すぐに芽をたくさん出すたくましい生命力を持っています。
樹皮が紙のように剥がれやすいので、ペーパーバーク「paper=紙、bark=木の皮」とも呼ばれています。
薬能形態論などに基づいたティートゥリー精油の特徴
【葉系】
16世紀、スイス人医師パラケルススが、「植物の形態が人間の器官や体の部位と似ていたり、特定の生物の特徴を思わせたりするものはその効用を反映していて、それは神が人間に植物の効能を知らせるためのヒントを託している」と唱えました。
植物と人間はまったく違う生き物のようですが、実は似ている部分がたくさんあります。
ティートゥリー精油は葉の部分から抽出されますが、
葉は人間で例えると呼吸器と循環器にあたるので、心(肺)を開いて、発芽した芽をどんどん大きくしていく動きのエネルギーを持っているとされています。
ティートゥリー精油の心への作用・効果・効能
抜けるような爽やかさの中にわずかな甘さを感じるティートゥリー精油の香り。
ティートゥリーのキーワードは、「強さ」「抵抗」「自信」。
鎮静作用があり、落ち着かない心を冷静にして、安心感を与えてくれます。
また、心を外へ向けて活性化するエネルギーがあるので、
壁を超えて前へ進みたいときや、集中力を維持したいときにもおすすめです。
ティートゥリー精油のからだへの作用・効果・効能
抗炎症作用と気管の免疫力を強化する働きがあるため、
喉の痛みや風邪の引き始めには、洗面器やマグカップに注いだ熱湯に数滴落とし入れ、その蒸気を吸入したり、入浴剤としてバスソルトなどで利用すると症状を緩和してくれますし、
その予防にも役立ちます。
感染症予防には、無香料のハンドソープやボディーソープに入れて使用するのも簡単にできておすすめです。
また、口腔衛生・歯周病予防のために歯磨きペーストに入れたり、コップ半分の水に1滴落とせば、うがい薬としても利用できます。
そのほかには、抗菌作用や創傷治癒作用があるので、
虫刺され、吹き出物やニキビ、軽いやけど、日焼け、擦り傷、口唇ヘルペス、水虫、カンジダ、フケなどの皮膚のケアに役立ちます。
肌を清潔にしたあとにつけておくと、悪化せずに、間もなく痒みや赤みがひいていきます。
水虫でお悩みの方は、42度のお湯での足浴が効果的です。
ティートゥリー精油とブレンド相性の良い精油
特に柑橘系、樹木系、香辛料系の香りと好相性で、
薬草系、樹脂系とも調和します。
爽やかなブレンドにしたいときや、清潔感が必要な場面でのブレンドにおすすめです。
ティートゥリー精油の色とチャクラとの関係
ティートゥリー精油は、主に、胸の中央にある第4チャクラの緑色と共鳴しているとされています。
緑色は、愛や調和を表す色。
第4チャクラは、サンスクリット語でアナーハタといい、「ふたつのものが衝突しないで起こる音」「止まることのない」という意味があることから、
じぶんと他者との間に起こる調和のためのエネルギーをくれると考えられており、
また第4チャクラが胸に位置することから、様々な感情を生み出す自分自身のハート(心)に作用するとされています。
無条件の自己愛に目覚めて、ポジティブな感情もマイナスな感情もありのまま味わい、さらに周囲を受け入れるための本当の愛をサポートしてくれる精油のひとつです。
ティートゥリー精油にまつわる注意事項
ティートゥリーは、原液のまま使用できる精油のひとつですが、
産地によっては、成分に差が出やすく、皮膚刺激を起こすこともあるので、気になる場合は、まずは低濃度に希釈して試しながら使いましょう。
おわりに
染み通るような爽やかな香りのティートゥリー精油。ちょっとした皮膚のトラブルにとても便利なので、常備しておくのにおすすめの精油のひとつです。気持ちを一新して何かに取り組みたいときにも芳香浴にぜひ使ってみてください^^
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