精油の種類

【Aroma Library】ジャスミン精油のおすすめの使い方・効果・効能

JODAN.(ジョダン)instagramでもご紹介している精油の種類についてのアロマメモと心理作用を、ブログでもう少し詳しく発信するコーナー第17弾。

植物たちの声に耳を傾ければ、わたしたち人間もその力の素晴らしい効果を十二分に受け取れるようになるはずです。

草、木、花、種…は私たち人間よりもずっとずっと偉大で強い存在。

だから、不安なとき、弱っているとき、疲れているとき、自分らしくいられないときに、助けとなってくれる。

そんな植物たちにもっと親しみを感じて頂けたら嬉しく思います。

第17回目は、ジャスミン精油についてご紹介いたします。

精油について知って使うのと知らずに使うのとではアロマの効果も違ってくると言われていますので、一歩踏み込んで精油のことを知るきっかけとなれば幸いです。

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イラスト/服部あさ美

【Aroma Library】ジャスミン精油のおすすめの使い方・効果・効能

ジャスミン精油の基本情報

精油名:Jasmine ジャスミン
学名:Jasminum officinale
科名:モクセイ科
抽出部位:花
抽出方法:溶剤抽出法
産地:フランス、エジプト、モロッコ
ノート:ミドルノート

ジャスミンのストーリー

月夜の晩にまるで月光のように輝くことから、アラビア語で「小さな月光」という意味のヤスミンと名付けられました。

夜中にもっとも芳香が強まり、太陽光にあたると香りが蒸散してしまうので、収穫は早朝に行われています。

ちなみに、ジャスミンティーとしてよく飲まれているのは、ジャスミンサンバックという違う品種のジャスミンで、茉莉花(マツリカ)とも呼ばれています。

ジャスミンの植物の特徴

つる性の耐寒性のある低木植物。

可憐で小さな白い2〜3センチほどの花を咲かせ、豊潤で複雑な香りを放ちます。

薬能形態論などに基づいたジャスミン精油の特徴

【花系】

16世紀、スイス人医師パラケルススが、「植物の形態が人間の器官や体の部位と似ていたり、特定の生物の特徴を思わせたりするものはその効用を反映していて、それは神が人間に植物の効能を知らせるためのヒントを託している」と唱えました。

植物と人間はまったく違う生き物のようですが、実は似ている部分がたくさんあります。

ジャスミン精油は花の部分から抽出されますが、

花は人間に例えるなら頭と顔にあたる部分と捉えられています。

個性を表現する歓びのエネルギーを持っているため、自分らしい魅力を開花させ、美しくなりたいと求めるときに助けになったり、

陰陽の質で言うと、花は男性的というより女性的で陰の質を持っているので、静かな夜のように脳をリラックスさせ、穏やかさと落ち着きをもたらすとされています。

また、花には雌蕊(めしべ)と雄蕊(おしべ)があり受粉する機能を備えていますが、

花のエッセンシャルオイルは、人間の生殖器官にもエネルギーを与えてくれ、

セクシャリティを高めたり、月経痛や更年期のトラブルにも作用します。

それ故に、妊娠期には子宮に刺激を与える恐れがあるので、妊娠中は禁忌とされているものが多くあります。

ジャスミン精油の心への作用・効果・効能

ジャスミン精油は、濃厚で豪華な花の香りは複雑で多様性があり、満ち足りた気分にさせてくれます。

香りが強めでごく少量でも不安感や孤独感を鎮め、心の奥深くを温めて幸福感を与える香りです。

自信をもちたいとき、ポジティブな考え方でいたいときに力になります。

うつや更年期の気持ちの浮き沈みにもおすすめです。

ディフューザーでたいたり、ホホバオイルなどのキャリアオイルに混ぜて、胸元や首筋、手首に擦り込むとリラックスできるのでおすすめです。

ジャスミン精油のからだへの作用・効果・効能

ジャスミン精油には、細胞成長促進作用があるので、スキンケアやボディケア、ヘアケアに使用すると、肌や髪に艶を与えてくれます。

その成分による作用とともに、優雅で華やかな香りが心に働きかけて、さらに肌を美しくさせる力を持っています。

乾燥肌やエイジング肌には、ローズオットーやマンダリンをブレンドすると相乗効果も高まっておすすめです。

無香料の化粧水やクリームに精油を混ぜるだけで簡単に応用できますのでぜひ試してみましょう。

また、子宮強壮作用とホルモンバランスを整える働きがあり、月経痛を和らげる効果があったり、出産時の緊張を緩和してくれます。

そのほかには、筋肉のこわばりを和らげてくれるので、凝っているなと感じるときは、ホホバオイルなどのキャリアオイルに混ぜてマッサージやトリートメントに活用するのもおすすめです。

ジャスミン精油とブレンド相性の良い精油

柑橘系、花系、樹脂系、香辛料系と好相性です。

香りが強めなので、ジャスミンをブレンドするときは少量にした方が穏やかにうまくまとまります。

ジャスミン精油の色とチャクラとの関係

ジャスミン精油は、主に、丹田にある第2チャクラのオレンジ色と共鳴しているとされています。

オレンジ色は、太陽のような明るい陽気さと楽観主義を象徴する元気な色でもあり、焚き火を囲んで人が集まり交流する社交性を感じる色。

第2チャクラは、サンスクリット語でスヴァディシュターナといい、「甘美」「甘さ」という意味を持っていますが

人間と人間が向きあうと生まれる感情を味わうことこそが生きるよろこびであり、感情により様々なものを体験し創造していくことが、人生を豊かにしてくれると気づかせてくれる精油のひとつです。

ジャスミン精油にまつわる注意事項

妊娠中の方は使用を控えるか医師に相談してください。

皮膚刺激を起こす場合があります。

おわりに

ジャスミン精油は、豪華な香りで心身を強壮してくれます。成分が200種類以上も入っていて複雑なので、陰陽どちらの要素も持ち、こころと身体の調和をとる働きがあります。自分を大切にして幸福感を思う存分味わいたいときに、ぜひ使ってみてください^^

常にアロマの香りに包まれていたいという方のために、JODAN.(ジョダン)では外出時にも香りに癒されるアロマリングやオブジェのようなアロマストーンを販売しています。毎日の生活に植物のパワフルな香りを気軽に取り入れてみてくださいね。いつの間にか自然に皆様の人生がより良い方向に導かれることを祈っております。