【Aroma Library】レモン精油のおすすめの使い方・効果・効能
JODAN.(ジョダン)のinstagramでもご紹介している精油の種類についてのアロマメモと心理作用を、ブログでもう少し詳しく発信するコーナー第14弾。
植物たちの声に耳を傾ければ、わたしたち人間もその力の素晴らしい効果を十二分に受け取れるようになるはずです。
草、木、花、種…は私たち人間よりもずっとずっと偉大で強い存在。
だから、不安なとき、弱っているとき、疲れているとき、自分らしくいられないときに、助けとなってくれる。
そんな植物たちにもっと親しみを感じて頂けたら嬉しく思います。
第14回目は、レモン精油についてご紹介いたします。
精油について知って使うのと知らずに使うのとではアロマの効果も違ってくると言われていますので、一歩踏み込んで精油のことを知るきっかけとなれば幸いです。
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イラスト/服部あさ美
【Aroma Library】レモン精油のおすすめの使い方・効果・効能
レモン精油の基本情報
精油名:Lemon レモン
学名:Citrus limon
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
産地:イタリア、イスラエル、アルゼンチン、アメリカ合衆国、スペイン、ポルトガルなど
ノート:トップノート
レモンのストーリー
レモンの原産地はインドとされており、昔から料理や薬用、香料として世界各地で親しまれてきました。
フランスでは、レモン精油をスプレーすると、菌や微生物がすぐに不活性化すると研究結果が報告されています。
昔から食べ物にレモン果汁をかけたり添えられたりしてきたのは、食中毒対策に殺菌効果もあったわけです。
レモンの植物の特徴
レモンは常緑の小高木で、樹高は3〜6メートルほど。
白とピンクの花を咲かせ、花には強い芳香があります。
果実が実り熟すと、緑色から黄色に変化します。
薬能形態論などに基づいたレモン精油の特徴
【果皮系】
16世紀、スイス人医師パラケルススが、「植物の形態が人間の器官や体の部位と似ていたり、特定の生物の特徴を思わせたりするものはその効用を反映していて、それは神が人間に植物の効能を知らせるためのヒントを託している」と唱えました。
植物と人間はまったく違う生き物のようですが、実は似ている部分がたくさんあります。
レモン精油は果皮の部分から抽出されています。木に実るこどものような存在の実を覆う果皮は、太陽のエネルギーをいっぱい受けているため、元気と生命力に溢れたこどもの頃のような純真なエネルギーを持っているとされています。
人と自分を比べて息苦しくなってしまうとき、自分は自分らしくいようとするシンプルな明るさを取り戻させてくれます。
レモン精油の心への作用・効果・効能
レモン精油の香りは、中枢神経を刺激して集中力を高めてくれ、さらにその状態を維持させてくれます。
仕事中にレモン精油を嗅いで作業していたら入力ミスが減ったという研究結果もあるほど。
考え事で忙しく熱が頭にたまっているときは、その熱をクールダウンさせ、平常心をもたらします。
また、記憶力を高める効果が認められていてるので、認知症予防にも役立ちます。
そのほか、病後の回復期に心身が不安定で元気が出ないときにも、エネルギーが湧き出るよう助けになります。
レモン精油のからだへの作用・効果・効能
血液とリンパ液の循環を促進する作用があり、老廃物の排出を助けるので、むくみや冷えを改善したいときにおすすめです。
ホホバオイルなどのキャリアオイルに混ぜて足先から脚の付け根にかけてマッサージしながら擦り込んでみてください。
また、消化器系の働きを促してくれるので、腸の停滞感や便秘にもマッサージが効果的です。
そのほか、抗菌作用があるので、ニキビや吹き出物の予防と症状の緩和に役立ちますし、
美白効果や収れん作用があるので、スキンケアにも有効ですが、
光毒性があるので、朝の使用は控え、太陽の日に当たらない夜に使用するよう注意してください。
レモン精油の暮らしの活用法
殺菌・抗菌作用のある爽やかなレモンの香りは、トイレ室内を清潔感で演出するのにぴったり。
トイレットペーパーにレモン精油を数滴染み込ませておけば、トイレットペーパーが回るたびに香りが拡散します(もちろん他の精油でもおすすめです)。拡散しにくいときは、トイレットペーパーの芯の中にコットンを入れてそこへ染み込ませてみても。
また、抗菌作用があるので、感染症や風邪が流行しているときには、室内の空気を浄化するために、ディフューザーなどで焚いたり、ルームスプレーとして利用するのもおすすめです。
レモン精油とブレンド相性の良い精油
柑橘系、薬草系、樹脂系、花系、香辛料系など、様々な幅広い精油と調和します。
ブレンドしやすい精油です。
レモン精油の色とチャクラとの関係
レモン精油は、主に、みぞおちにある第3チャクラの黄色と共鳴しているとされています。
黄色は、光や幸せを象徴する色。
第3チャクラは、全神経の中心とされるソーラー(太陽の)プレクサスチャクラと呼ばれ、サンスクリット語では「マニプラーラ」といい、「光る宝石」を意味し、
宇宙の中にたったひとつある太陽のように、自分と同じ人間は誰ひとりおらず、ひとりひとりが光輝く価値のある存在だということを教えてくれる精油のひとつです。
レモン精油にまつわる注意事項
レモン精油は、ベルガモットやライムと同様に、光毒性があるため、身体に塗布する場合は、夜の使用にしましょう。入浴時に使用する場合も、朝は控えたほうが無難です。
(最近では、圧搾法ではなく水蒸気蒸留法で抽出されたレモン精油も出てきており、光毒性が低いので、圧搾法で抽出されたものに比べると安心して使うことができます。)
また皮膚刺激があるので、沐浴やマッサージには使用量を少なめにしたり、低濃度に希釈して使いましょう。
おわりに
レモン精油は、すっきりした清涼感のある香りで、混乱した熱を鎮め、気持ちを明るくリフレッシュしたいときに助けになります。
常にアロマの香りに包まれていたいという方のために、JODAN.(ジョダン)では外出時にも香りに癒されるアロマリングやオブジェのようなアロマストーンを販売しています。毎日の生活に植物のパワフルな香りを気軽に取り入れてみてくださいね。いつの間にか自然に皆様の人生がより良い方向に導かれることを祈っております。