精油の種類

【Aroma Library】ラベンダー精油のおすすめの使い方・効果・効能

JODAN.(ジョダン)instagramでもご紹介している精油の種類についてのアロマメモと心理作用を、こちらのブログでは少し詳しく発信していこうと思います。いつもありがとうございます。

植物たちの声に耳を傾ければ、わたしたち人間もその力の素晴らしい効果を十二分に受け取れるようになるはずです。

草、木、花、種…は私たち人間よりもずっとずっと偉大で強い存在。

だから、不安なとき、弱っているとき、疲れているとき、自分らしくいられないときに、助けとなってくれる。

そんな植物たちにもっと親しみを感じて頂けたら嬉しく思います。

第1回目は、「ラベンダー」。

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イラスト/服部あさ美

【Aroma Library】ラベンダー精油のおすすめの使い方・効果・効能

ラベンダー精油の基本情報

精油名:Lavender ラベンダー
学名:Lavandula angustifolia
科名:シソ科
抽出部位:花(または花と茎葉)
抽出方法:水蒸気蒸留法
産地:フランス、イギリス、ブルガリア、オーストラリア、モルドバなど
ノート:ミドルノート

ラベンダーのストーリー

ラベンダーの語源は、ラテン語で「洗う」という意味のLavareからついたとされていて、古代ローマ人たちの時代から、洗濯や浴用に活用したり、中世ヨーロッパではリネンシーツの香りづけとして人気に火がつき、防虫と眠りを誘う効果が重宝されました。

中世ヨーロッパでは、王侯貴族たちの香水としても用いられていました。

ラベンダーの植物の特徴

ラベンダーは耐寒性があり高さは90cm〜1Mまで育ちます。植物全体にラベンダー特有の素晴らしい芳香がありますが、精油は花からのみ抽出できます。

薬能形態論などに基づいたラベンダー精油の特徴

【葉・花系】

16世紀、スイス人医師パラケルススが、「植物の形態が人間の器官や体の部位と似ていたり、特定の生物の特徴を思わせたりするものはその効用を反映していて、それは神が人間に植物の効能を知らせるためのヒントを託している」と唱えました。

植物と人間はまったく違う生き物のようですが、実は似ている部分がたくさんあります。

ラベンダー精油は花、もしくは花と葉の部分から抽出されます。

花は人間に例えるなら植物の頭と顔にあたる部分。花から抽出される精油は、個性を表現する歓びのエネルギーを持っているとされ、

また、葉は人間で例えると呼吸器と循環器にあたるので、心(肺)を開いて、発芽した芽をどんどん大きくしていく動きのエネルギーを持っているとされています。

花と葉のエッセンシャルオイルは、これら2つの質を持ち、

わたしという個性を確立するために、生き生きと成長する動きのエネルギーが強く、元気になったり、わくわくしたり、また、女性性を高めるとも言われています。

ラベンダー精油の心への作用・効果・効能

古くから「性格を純粋に保つ」とも言われ、香りを嗅ぐだけで、鬱積した感情を解放して、気の流れをスムーズにし、欲求不満やイライラを和らげる効果があるとされています。

パターン化された行動や古い習慣を打破し、心を開放したいときに力になってくれます。

疲れているときには浅くなった呼吸を深めて、張り詰めた神経をゆるめリラックスを促すので、安らかな眠りにつけますし、睡眠の質も向上させることができます。

無色透明なので、枕に直接1〜2滴垂らしても大丈夫です。多すぎると逆効果で眠りの妨げになるので注意してください。

ほんのりと優しく香らせるようにしましょう。ストレスによる心身のトラブル緩和に役立ちます。

ラベンダーの代表的な品種は、真正ラベンダー、スパイクラベンダー、ラバンディン、フレンチラベンダーの4種あります。

真正ラベンダーは、ラベンダーの中でも一番ラベンダー本来の香りが楽しめ、やさしい甘みがありリラックス効果がとても高い品種。

スパイクラベンダーは、真正ラベンダーをよりキリッとさせたクリアーな印象の香りで男性にも好まれやすいです。

ラバンディン(ラバンジン)は、真正ラベンダーより少しクセのある印象の香り。

フレンチラベンダーは、すっきりとした香りなので、虫除けやリフレッシュにより向いています。

ラベンダー精油のからだへの作用・効果・効能

ラベンダーの鎮静作用は体に対しても昔から有名で、虫に刺された時に塗れば痒みがおさまりますし、小さな傷や火傷のケアや、ニキビ・吹き出物にも優しく塗れば炎症が治りやすくなります。

ラベンダーは精油原液をそのまま使用しても問題ない精油なので、直接塗っても大丈夫です。

赤ちゃんのおむつかぶれには、スプレーにしてシュッシュっとやさしくかけると赤みが治っていきますし、日焼けした後の肌にもほてりを鎮めるよう働きかけてくれます。

また、風邪のときも呼吸器系の炎症を鎮めるため、咳を落ち着かせたいときに。

そのほかに、肩こりや筋肉痛、腰痛、月経痛などの筋肉の痛みや痙攣にも有効です。

塗りやすくするには、ホホバオイルなどに混ぜて希釈してから胸や背中に馴染ませてください。

就寝前に疲れを癒す入浴剤にも向いています。芳香浴では、血圧を下げる働きもあるので、血圧が上がりやすい人にもおすすめ。

入浴剤にする際は、一般的に、精油をそのまま原液で入れると精油成分が水面に浮きやすいので、塩やキャリアオイルなどと混ぜてバスソルトやバスオイルにして入れるとよいです。

ラベンダー精油の暮らしの活用法

洗濯時に使用すれば、心地よい香りと共に、清々しい気持ちになり、精油の色も透明なので、衣服への色移りもありません。

ラベンダー精油とブレンド相性の良い精油

ラベンダーは柑橘系、花系、樹木系、ハーバル系、スパイス系ほとんどすべての精油と好相性でうまく調和します。ブレンドがうまくいかないときに少し加えると全体をうまくまとめてくれる精油です。香りが強いものと合わせるとクセが弱まりますし、皮膚刺激のある精油を和らげる効果もあります。

ラベンダー精油の色とチャクラとの関係

ラベンダー精油は、主に、頭にある第7チャクラの紫と共鳴しているとされています。

紫色は、天に広がる夜空や宇宙を象徴する色で、

第7チャクラは、サンスクリット語でサハスラーラといい、1000枚の花弁が一斉に開く様子を表す「覚醒」という意味を持つ言葉です。

目の前の現実は自分の内側が外の世界に反映されているだけで、自分の内側から安らぎを感じることができれば

私たちは宇宙の一部として本当にやすらいで自然のままに生きていいと目覚めさせてくれくれる精油のひとつです。

ラベンダー精油にまつわる注意事項

低血圧の方は、眠気やだるさを引き起こすこともあります。

おわりに

あらゆる精油の中で、ラベンダーがもっとも用途が広く、まず手元に1本置いておくならラベンダーが万能なのでおすすめです。

ラベンダー精油に限らず、香りが苦手だと感じるときは、無理して使わない方がよいので、他の似た作用のある精油を使ってください。

常にアロマの香りに包まれていたいという方のために、JODAN.(ジョダン)では外出時にも香りに癒されるアロマリングやオブジェのようなアロマストーンを販売しています。毎日の生活に植物のパワフルな香りを気軽に取り入れてみてください。いつの間にか自然に皆様の人生がより良い方向に導かれることを祈っております。